家庭菜園をはじめましょう。景気が悪くなって家計を直撃している今、いかにして物を買わないかが節約の鍵となっています。自分で作った野菜ならば完全無農薬というつくりかたもできるので安全なうえに何より安いです。家庭菜園と言ってもマンションのベランダにプランターを一つおいただけでも十分野菜は育ちます。初心者でも育てやすい野菜からちょっと高価な食材まで、段階に応じて栽培することができます。南向きの広い庭がある一戸建てに住んでいるのならば庭の一角を菜園にするのも良いのですが、おしゃれな庭で葱やトマトを栽培しているとちょっとイメージが変わってしまいます。その点、プランターという境界の中で野菜を栽培しておけば、レイアウト変更が簡単(根付いた野菜を植え替えるのは大変です)、連作する場合も土の入れ替えが容易などの利点があります。特にマンションのベランダでは日当たりの調整や水分のコントロールが容易なので、まずはプラスティック製の軽いプランターからはじめるのが最適です。必要なものはプランター、培養土、肥料、ジョウロ程度です。ジョウロなんかは別に使い終わったペットボトルを再利用しても構いませんが、土と肥料は園芸店で相談して購入した方が最初のうちは失敗が少ないです。手間は多少かかりますが、その労力に見合った収穫が得られると苦労も吹っ飛んでしまいます。また、お子さんと一緒に栽培をしてみれば、食物の大切さを理解させる貴重な機会だけでなく、水遣り部隊としての戦力にもなります。気軽にはじめてみましょう。

初心者向けの入門野菜「ミニトマト」

春にはじめる野菜で失敗の少ない野菜は、ミニトマトです。生命力が強く見た目にも色鮮やかなので初心者が家庭菜園を始める入門編にはうってつけです。以前、職場の机の上でミニトマトキットを栽培(?)していたことがあったのですが、毎日水をやっていただけでお盆前には鈴なりの真っ赤な実を付けてくれました。丈夫で育てやすい上に、実が小さいので少しずつ収穫して食卓に乗せることができるので、節約生活にぴったりです。トマトは水遣りを制限することによって甘み(糖度)をあげる栽培法があるなど、排水が良い土壌を好みます。栽培用の培養土に苦土石灰を配合すると土壌がアルカリ性になり排水性もあがります。高温多湿の環境に弱いので日当たりと風通しが良い場所にプランターを置き、水遣りは土の表面を湿らせる程度にします。実がなり始めると茎に負担がかかるので支柱に紐でゆるく結びます。成長してから支柱を立てると根を傷つけることがあるので、種を蒔く段階か芽が出た段階で支柱を立てておくと良いでしょう。手入れのコツは葉の付け根からでるわき芽と下葉を取ることです。放っておくと栄養がそちらに取られてしまい実が少なくなるためです。また、実をしっかり成長させるためには2週間に一回程度追肥をします。放っておいても自然に受粉することが多いのですが、気になる場合は朝方に一度軽く茎を揺すると効果的です。花が咲いて2ヶ月ほどでミニトマトは収穫ができます。真っ赤に熟したものから順番に食卓へどうぞ。

あると便利なハーブ

さて、次はちょっと変わったところでハーブの栽培に挑戦してみましょう。以外に思われるかもしれませんが、家庭菜園でハーブを栽培するのはコストパフォーマンス的にも非常に良いです。何故なら、生のハーブ、バジル等はスーパーなどで購入しても使い切らなければすぐに傷んでしまいますが、プランターで栽培しておけば(シーズン中は)好きなときに摘み立てのハーブを食べることができます。特にバジルはパスタジェノベーゼ、ピザマルガリータなどのほか、サンドイッチに挟んだり刻んで肉料理やトマトにかけて使ったりもできるのでお奨めです。栽培の面からも発芽率が高く香りの効果で害虫にも強いのでミニトマト同様初心者向けです。バジルの種は4月から6月にまき始めます。プランターにそのまままいても構いませんし、ポットに3,4粒ほどまいて発芽してから植え替えても良いです。なるべく日当たりを良くするために、葉が重ならないように茎の間隔は20センチほどできるように種をまきます。一箇所から複数発芽したら、発育が良いものを選んで後は間引きします。栄養の取り合いと葉の重なりを防ぐためです。水やりはやや多めに、夏場は水切れしないように気をつけ、旅行などの際にはウォーターキーパーを利用するとよいでしょう。バジルの利用部位はミニトマトと違って葉になりますが、生育速度が速いので肥料は2,3週間に一度液体肥料を与える必要があります。一年草なので種をつけると枯れてしまいますが、種を保存しておけば次の年も楽しめます。